家づくりと暮らしのこと。

とある夫婦の家づくりの記録

学校では教えてくれない確定申告!

こんにちは!もちょです。

本日は暮らしシリーズです。確定申告の時期になったら書きたいと思っていたことがあるので、よろしければお付き合いください。

 

突然ですが、みなさんはご存知ですか?

妊娠・出産時は確定申告が必要な場合があるということを。妊婦検診費用が医療費控除の対象ということを・・!

恥ずかしながら私は全く知りませんでした。そして産後は初めてだらけの育児に翻弄され、税金や確定申告のことを考える余裕なんて微塵もなかったですし、そもそも会社員は年末調整すれば確定申告なんて必要ないと思っていたんです 汗

これまで年間で合計10万円を超える医療費を払ったことがなったので、医療費控除についてあまり気にしてこなかったということなんですが。どうして税金のことって学校で教えてくれないんだろう?納税は義務なのに!という思いで医療費控除について調べたときの備忘録でございます。

 

さてさて、自治体によって違いはあると思いますが、妊婦健診は基本的に自費診療で一部が助成(妊婦健康診査の受信券提出で費用がかからない)になると思います。妊娠中は毎月1~2回健診で通院していたので、総額でまぁまぁな金額を自費負担していました。この自費負担が医療費控除の対象になるなんて!

 

私は住宅ローン控除の申請にあたりネットでいろいろと調べているときに、この情報に出会いました。「ふむふむ。・・・・むむ?!まじかーーー!こんな大事な(お金の)こと誰も教えてくれないのね」とひとりで勝手に悲しくなったのを覚えています。これって、そもそも常識的にみんなが知っているからどこからも情報が出てこないのかな?!とも思ったり。

 

この情報を知ったときは出産から数年経っていたので半分諦めつつ調べてみると、5年分は遡って申請できるとわかりました!(神様ありがとう!)

5年なら間に合うんじゃないか、ということでどこかにしまった出産時の領収書を大捜索し、電卓をたたいたのは言うまでもありません!笑 還付額はややこしいので自分では計算できませんでしたが、医療費の合計でネット検索したところ還付の目安額がわかりました。

 

自費負担額が多い方が還付も増えるはず!ということで、出産時の領収書で一部紛失してしまった分を再発行してもらえないかと、お世話になった病院に問い合わせたところ、領収書は再発行できないが支払い証明書(支払い総額のわかるもの)であれば発行できるということだったのでお願いしました。作成は有料で1週間~1か月かかり郵送対応も不可とご説明いただき、完成したら取りに伺うことになりました。

 

次に国税庁に問い合わせて、支払い証明書で医療費控除を申請できるのか、ほかには何を用意するのか、過去分の医療費控除は5年だがどのタイミングで申請すれば間に合うのかなど、担当の方には申し訳ないくらい質問攻めにしてしまいましたが、丁寧に回答いただきやるべきことが明確になりました。

 

ここまで書いていてふと思ったのですが、税金のことは自分事になって初めて真剣に向き合うから学校で教えないのかも? 教えてもらったとしても学生の私はスルーしていたかもしれないな、と。いまとても腑に落ちております 笑

 

実際の確定申告の手続きは四苦八苦でした!ずっと年末調整のお世話になっていこともあり確定申告の知識がなかったのですが、住宅ローン控除の適用を受けるためには初年度の確定申告が必須。このときに医療費控除(過去分)もまとめて申請しようと決めてまずは管轄の税務署へ相談することにしました。ちょうど確定申告のタイミングだったからかコロナ禍の影響かわかりませんが、税務署は事前に予約しないと相談できないということで、LINEで予約して相談日を迎えました。初めてということで戸惑いもありますが、管轄の税務署の場所も知らないほどにこれまで無縁だった確定申告。いざ挑もうではないか!と意気込んでみたものの入庁までの足取りはなんだか重かったです。

 

相談当日は念のため国税庁HPで調べた書類を持参し、希望の手続きを伝えると、書類が揃っていればその場でe-Taxスマホから申請できるとのこと。なんて便利な時代でしょう!e-Taxのアカウント作成やスマホの操作補助(画面遷移を見ながら選択項目を教えてもらえる)をしていただき、その場で過去分の医療費控除を申請することができました。相談だけのつもりで伺ったので、医療費控除の申請までできたのはとてもありがたかったです。

 

e-Taxだとすぐに還付額がわかり2週間~1か月くらいで口座に振込がありました(チャーリン) 病院の支払い証明書の発行が有料でしたがそれを上回る還付額だったので、差額はわずかですが申請してよかった~!

 

そしてこれは想定外だったのですが、過去分の確定申請によって、同年の区民税&都民税が再計算され還付されるとの通知も届きました(チャリンチャリーン)!意図せず追加の還付もあったので、こんなお得な情報なら皆さまと共有したいと思った次第でございます。

 

ちなみに、私の場合は過去分だったので還付という形になったのだと思います。タイムリーに申告していれば区民税&都民税は次年度分の控除という形になるのかな。医療費が年間で合計10万円(所得の合計額が200万円までの方は所得の合計額の5%)に満たない場合は医療費控除を申請できないので、妊娠・出産のタイミングによって違ってくるもかもしれません。ともあれ、これまで無縁だった確定申告を経験できたのは私にとってプラスになりました。

 

ということで、産休・育休中の会社員の方は年末調整だけに頼らず、産休・育休中こそ確定申告(医療費控除の申請)をご検討あれ!もしかすると控除や還付があるかもしれませんよ~。

※確定申告によって追加納税が必要となる方もいらっしゃると思いますが、その責任は負えませんので、申請要否は自己判断・自己責任でお願いします。

 

本日はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました☆