家づくりと暮らしのこと。

とある夫婦の家づくりの記録

2・3回目の打ち合わせ

こんにちは!もちょです。

今年はもう少し更新頻度を増やしたいなぁと思いつつ時間があいてしまいました。本日は2・3回目の打ち合わせについてのお話です。どうぞお付き合いくださいませ。

 

初回打ち合わせ後に届いたたたきの間取りプランが微妙だったのでこちらでもいくつか考えて「こんな感じにできないか」というのを設計士さんに相談しつつ、2・3回目では間取りと窓の決定が課題だったと記憶しています。

 

前回も書きましたが、参考プランから大幅に変更するといっても、土地の形や方角・接道状況からある程度限定されます。当然ですが駐車場は道路に接している必要がありますし、窓も接道状況の影響を受けると説明いただきました。こちらで考えたプランはこのあたりのことまで網羅されていないので、法律上の制限によって実現できない部分があったり、土地購入の際に営業さんに言われたのと違うことがあったり・・一筋縄ではいきませんでした。

 

土地購入の際に営業さんに言われたのと違うことというのが「道路」で、先述のとおり間取りに影響することがたくさんあります。玄関の位置や駐車場(向きや出入りのしやすさ)はもちろん、消防法によって「非常時に消防隊員が侵入できるような開口部を各階に設ける必要がある」「はしご車を建物に近づけることができる」というようなことが定められているそうです。ということは、道路に面しているところには消防法に則った窓(orベランダ)が必要になるわけですが、当初、営業さんから「道路」と言われていたスペースが実は隣家の敷地で道路申請されていない、とこのときに初めて知ったのです!

「えーーー。き・い・て・な・い・よ!」

 

すでに土地を購入済みで後には引けない状況ですし、営業さんもセールストークでさらっと言ったのだと思いますが、何ともやられた感だけが募ってしまいました 泣

当初「道路」と言われていたスペースは我が家の東側で、この面に大きな窓(orベランダ)を設けてルーバーにして・・などと描いていたプランは儚くも妄想に終わりましたとさ。

 

少し整理しましょう!道路だと思っていたスペースは道路申請されていない敷地=我が家の土地は1面のみ道路に接している状況=その1面には適切な窓(orベランダ)の設置がマストで、設置場所や大きさの条件をクリアしなければならないということ。道路沿いにベランダがある(洗濯物を干している)家をよく見かけるのはこのためかもなぁ、なんて考えつつ。しかも、窓は建築基準法で定められている「彩光と換気」の基準もあるようなので、自ずと窓の場所・大きさ・設置数が決まってくるうえ、気密性・断熱性にも影響するんです(機密性などの話は別の機会に)!

 

ずっと窓の話ばかりですみません。窓がそんなに間取りに影響するのか?と疑問に思う方もいらっしゃるかな。窓は、外観だと家のデザイン・内観だとインテリアに影響すると考えているので、私たちにとってはとても重要なことでした。例えば、四角い部屋の「3面に窓がある」というのをプラス・マイナスのどちらに感じるか、感覚や好みなので正解・不正解はないのですが、たくさん内覧に行って感覚を擦り合わせた結果、私たちは窓が気になることが多かったのです。接道状況が窓に影響するならば、土地購入の段階から家づくりは始まっていたんだなぁ(・・遠い目)

 

とはいえ、嘆いている暇もないので、優先順位を考え制限のなかでもなるべく希望を実現できるよう模索しました。プランを提案してもらって「気になる点をピックアップし、変更案を考える」の繰り返し。変更案は設計士さんにお願いしてもよかったのかもしれませんが、打ち合わせの回数が限られているのと、できる限り納得するものになるよう自分たちでもたくさん考えました。

ある日は間取りを考えている間にアドレナリンが放出されまくり、気づけば朝を迎えたことも!この期間は家づくり中でピークの睡眠不足だったのは間違いありませんが、こうして振り返るとこのときが一番楽しかった気がします。当時の自分に教えてあげたい~!笑

 

さてさて、オープンハウスディベロップメントは、参考プランの窓の個数を増減すると、そのままオプション代に反映される仕組みでした。窓の形も一部は差額なしで変えることができました。なるべく個数は変えずに配置することを目標にして、ここの窓は別料金でも形を変えようとか、この方角には窓が欲しいとか。間取りと窓からスタートの家づくりって初心者には難しすぎん?と泣きたくなりましたが、間取りと窓が決まらないと建築許可申請ができないのでとにかく頑張りました。

※建築許可の審査には2週間~1か月かかるそうで、審査に通らないと間取りから再考して再度申請になるため、当時の住宅ローン控除の契約期限に間に合わなくなってしまう状況でした。

 

ここからは間取りについて。

我が家は3階お風呂が希望で、この場合耐荷重の関係でお風呂の真下には絶対に壁が必要と言われました。間取図だと2P ×2Pの正方形の空間=計8P分のうち7P以上の壁(残り1Pは出入口)が望ましいらしく、当初この空間をキッチン横のパントリーとするプランを提案いただきました。私たちはパントリーにそこまでの広さを求めていなかったので、廊下に面する洗面台とトイレにしていただきました。工法やハウスメーカーによって条件も異なるとは思いますが、お風呂を2階以上にされたい方がいらっしゃれば参考までに。

2階図面(お風呂の真下)※赤い四角に意味はありません

3階お風呂を希望した理由についても書いておくと、陽の光が入るお風呂がいい(主人のこだわり:1階は隣地があり陽が入らないので階数を上げるしかない)+洗濯導線がいい(私のこだわり:脱衣所に洗濯機をおいてベランダと直結している)が叶うからです。実際に生活してみても満足度はかなり高いです!老後の生活を考えると階段が大変なので3階お風呂はセオリーじゃないと重々承知していますが、この希望は叶えてよかったです。あと、階数を上げるとシャワーの水圧が弱まるという問題もよく耳にしますね。これは完成して住んでみるまでわからなかったので、ずっとハラハラしていたのを覚えています。結論としては、私は全く気になりませんが主人はほんの少しだけ弱いと感じているようです。ただ、少し弱いぶん水が飛び散らなくてよいという新たな発見があったとも言っていたので、水圧問題も総合すると「満足している」と言えます!

 

さてさて、本日はここまでにします。家づくりで右往左往した私たちの経験が、現在家づくり中・検討中の方にとって少しでも有益な情報になると嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました!